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春日井市周辺の断層と過去の地震災害


春日井市周辺の断層
なまず感知器の解説

 春日井市内には、現在のところ活断層は確認されていません。しかしながら春日井市は広い範囲を堆積物に覆われているため、その下の基盤を断ち切る断層が潜在している可能性が否定された訳ではありません。1984年に春日井市が発行した春日井市地質地盤図(飯田汲事 名古屋大学名誉教授監修)では、市内南東端を東西に走る潜在断層が推定されています。
春日井市地質地盤図
(上の図をクリックすると拡大図がご覧いただけます。)
 
過去の地震災害
 中部地方に大きな被害をもたらした主な地震としては、
  1. 濃尾地震(1891年(明治24年)10月28日;マグニチュード8.0)
  2. 東南海地震(1944年(昭和19年)12月7日;マグニチュード7.9)
  3. 三河地震(1945年(昭和20年)1月13日;マグニチュード6.8)
  4. 南海地震(1946年(昭和21年)12月21日;マグニチュード8.0)
が挙げられます。
 春日井市にも大きな被害を及ぼした濃尾地震は日本の内陸地震では最大規模のものです。岐阜県根尾谷地域を中心に北北西〜南南東方向に80km以上の大断層が活動しました。この断層の中央部では、西側が6m隆起し、南南東方向へ2mずれたことが確認されています。住家の全壊は約8万戸で11戸あたりに1人の割合で死者が出ました(宇佐美龍夫「日本被害地震総覧」東京大学出版会)。春日井市では、断層に近く堆積層の厚い西部に被害が集中しました。特に市の南西端に位置する勝川村(当時)の被害率
  [{全壊+0.5(半壊)}÷戸数]×100
は27.4%(春日井村:約16%;不二村:約6%)でした(飯田汲事「春日井市の地質と地震災害」春日井市)。
 濃尾地震のような内陸の大地震では、本震だけでなく、そのあとに続く比較的大きな余震も多くの被害をもたらします。濃尾地震の翌年1月3日の余震(マグニチュード5.5)では、春日井郡で田の陥没・地割れ・噴水砂などがあり、傾いたり壁に亀裂が入った建物がありました。
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